作成したVSTOアプリケーションをClickOnceで配布する

ウィザードを用いて発行

適当なVSTOアプリケーションのソリューションを開いた後で、Officeドキュメントを含むプロジェクトの右クリックメニューから、[発行]を選択します。


すると、ウィザード形式での設定が始まります。




アプリケーションの発行場所はデフォルトのままで、インストール方法はCD-ROMを選択します。


ここで[完了]を押すと発行が行われます。しかし、この段階では、必須コンポーネントの設定を行っていないため、不完全です。

必須コンポーネントの追加

Officeドキュメントを含むプロジェクトの右クリックメニューから、[プロパティ]を選択します。


プロパティ画面が中央に表示された後で、[発行]タブを選択します。


発行の設定画面にある、[必須コンポーネント]ボタンをクリックします。


4章での設定がうまくいっていれば、インストール可能な必須コンポーネントの一覧にPrimaryInteropAssemblyが含まれているはずなので、チェックを付けます。
必須コンポーネントのインストールについては、アプリケーションと同じ場所を選択して、OKをクリックします。
ここで、[今すぐ発行]ボタンをクリックすると、発行が行われます。


発行される場所は、既定では、プロジェクトの階層の下の「発行」フォルダになっています。これらをまとめて圧縮して配布することが可能です。
実際にインストールしてみます。setup.exeを実行すると、まずは、必須コンポーネントのインストールを行います。例えば、PrimaryInteropAssemblyの場合には、以下のようなダイアログが出ます。


必須コンポーネントが一通りインストールできた場合は、Officeのカスタマイズのインストールが始まります。


セキュリティの警告が出ますが、インストールをクリックすればインストールされます。
あとは、インストーラーに付属するOfficeドキュメントを適当な場所にコピーして動作させることができます。